次のコントロールでは、ドラッグ&ドロップ操作がビルトインでサポートされています。
これらのコントロールのビルトインサポートを使用すると、ドラッグが有効なコントロールからドロップが有効なコントロールへアイテムをドラッグすることにより、アイテムを移動できます。ただし、アイテムをコピーする場合は、ロジックを追加する必要があります。詳細については、データの移動とコピーを参照してください。
次のドラッグ&ドロップの例では、List コントロールから別の List コントロールにアイテムを移動します。
<?xml version="1.0"?>
<!-- dragdrop\SimpleListToListMove.mxml -->
<mx:Application xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml"
creationComplete="initApp();">
<mx:Script>
<![CDATA[
import mx.collections.ArrayCollection;
private function initApp():void {
srclist.dataProvider =
new ArrayCollection(['Reading', 'Television', 'Movies']);
destlist.dataProvider = new ArrayCollection([]);
}
]]>
</mx:Script>
<mx:HBox>
<mx:VBox>
<mx:Label text="Available Activities"/>
<mx:List id="srclist"
allowMultipleSelection="true"
dragEnabled="true"
dragMoveEnabled="true"/>
</mx:VBox>
<mx:VBox>
<mx:Label text="Activities I Like"/>
<mx:List id="destlist"
dropEnabled="true"/>
</mx:VBox>
</mx:HBox>
</mx:Application>
前の例で実行する SWF ファイルは以下のとおりです。
最初の List コントロールの dragEnabled プロパティを true に設定し、2 番目の List コントロールの dropEnabled プロパティを true に設定することで、ユーザーが最初のリストから次のリストへアイテムをドラッグできるようになります。背後で実行されるイベント処理をユーザーが気にすることはありません。
Tree コントロールを除くすべてのリストクラスでは、dragMoveEnabled プロパティのデフォルト値が false なので、あるコントロールから別のコントロールにエレメントだけをコピーできます。最初の List コントロールで dragMoveEnabled を true に設定すると、データの移動とコピーが可能になります。Tree コントロールでは、dragMoveEnabled プロパティのデフォルト値は true です。
dragMoveEnabled プロパティが true に設定されると、デフォルトのドラッグ&ドロップアクションはドラッグデータの移動になります。コピーを行うには、ドラッグ&ドロップ操作中に Ctrl キーを押したままにします。
ドラッグ&ドロップ操作の唯一の要件は、データプロバイダの構造が 2 つのコントロールの間で一致する必要があることだけです。この例では、srclist のデータプロバイダはストリングの配列であり、ターゲットの List コントロールのデータプロバイダは空の配列です。destlist のデータプロバイダが他のデータ型の配列の場合、ドラッグされたデータが destlist で正しく表示されないことがあります。
ドラッグ&ドロップ操作の一環として、ドラッグされたデータを変更して、ターゲットと互換になるようにすることができます。データフォーマットが一致しない場合に、あるコントロールから別のコントロールにデータをドラッグする操作の例については、例:List コントロールから DataGrid コントロールへのデータのコピーを参照してください。
次の例で 2 つの DataGrid コントロールに対して行っているように、両方のリストコントロールの dragEnabled、dropEnabled および dragMoveEnabled プロパティを true に設定することで、双方向のドラッグ&ドロップが可能になります。この例では、いずれの DataGrid コントロールからでも他方に行をドラッグ&ドロップできます。
<?xml version="1.0"?>
<!-- dragdrop\SimpleDGToDG.mxml -->
<mx:Application xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml"
creationComplete="initApp();">
<mx:Script>
<![CDATA[
import mx.collections.ArrayCollection;
private function initApp():void {
srcgrid.dataProvider = new ArrayCollection([
{Artist:'Carole King', Album:'Tapestry', Price:11.99},
{Artist:'Paul Simon', Album:'Graceland', Price:10.99},
{Artist:'Original Cast', Album:'Camelot', Price:12.99},
{Artist:'The Beatles', Album:'The White Album', Price:11.99}
]);
destgrid.dataProvider = new ArrayCollection([]);
}
]]>
</mx:Script>
<mx:HBox>
<mx:VBox>
<mx:Label text="Available Albums"/>
<mx:DataGrid id="srcgrid"
allowMultipleSelection="true"
dragEnabled="true"
dropEnabled="true"
dragMoveEnabled="true">
<mx:columns>
<mx:DataGridColumn dataField="Artist"/>
<mx:DataGridColumn dataField="Album"/>
<mx:DataGridColumn dataField="Price"/>
</mx:columns>
</mx:DataGrid>
</mx:VBox>
<mx:VBox>
<mx:Label text="Buy These Albums"/>
<mx:DataGrid id="destgrid"
allowMultipleSelection="true"
dragEnabled="true"
dropEnabled="true"
dragMoveEnabled="true">
<mx:columns>
<mx:DataGridColumn dataField="Artist"/>
<mx:DataGridColumn dataField="Album"/>
<mx:DataGridColumn dataField="Price"/>
</mx:columns>
</mx:DataGrid>
</mx:VBox>
</mx:HBox>
</mx:Application>
前の例で実行する SWF ファイルは以下のとおりです。
ドラッグ&ドロップを使用すると、リストコントロールのアイテムを同じコントロール内でドラッグ&ドロップすることにより再編成できます。次の例では、Tree コントロールを定義し、ユーザーがドラッグ&ドロップを使用して Tree コントロールのノードを再編成できるようにします。この例では、Tree コントロールの dragEnabled プロパティおよび dropEnabled プロパティを true に設定します(Tree コントロールでは、dragMoveEnabled プロパティのデフォルトは true です)。
<?xml version="1.0"?>
<!-- dragdrop\SimpleTreeSelf.mxml -->
<mx:Application xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml">
<mx:Script>
<![CDATA[
// Initialize the data provider for the Tree.
private function initApp():void {
firstList.dataProvider = treeDP;
}
]]>
</mx:Script>
<mx:XML id="treeDP">
<node label="Mail">
<node label="Inbox"/>
<node label="Personal Folder">
<node label="Demo"/>
<node label="Personal"/>
<node label="Saved Mail"/>
<node label="bar"/>
</node>
<node label="Calendar"/>
<node label="Sent"/>
<node label="Trash"/>
</node>
</mx:XML>
<mx:Tree id="firstList"
showRoot="false"
labelField="@label"
dragEnabled="true"
dropEnabled="true"
allowMultipleSelection="true"
creationComplete="initApp();"/>
</mx:Application>
前の例で実行する SWF ファイルは以下のとおりです。
リストコントロールには、ドラッグ&ドロップ操作を管理するためのプロパティとメソッドがあります。次の表に、そのプロパティとメソッドの一覧を示します。
|
プロパティ / メソッド |
説明 |
|---|---|
| dropIndicatorSkin |
ドラッグデータの挿入位置を示すドロップ挿入インジケータに使用されるスキンの名前を指定します。 デフォルト値は ListDropIndicator です。 |
| dragEnabled |
コントロールがドラッグイニシエータであるかどうかを指定するブール値です。デフォルト値は false です。true の場合は、ユーザーが選択したアイテムをコントロールからドラッグできます。ユーザーがアイテムをコントロールからドラッグすると、次のデータオブジェクトを含む DragSource オブジェクトが作成されます。
|
| dropEnabled |
コントロールが、アイテムをデフォルト値で受け入れるドロップターゲットになれるかどうかを指定するブール値です。デフォルト値は false です。デフォルト値の場合は、ドラッグイベント用のイベントハンドラを記述する必要があります。この値が true の場合は、デフォルトのドロップ動作を使用してコントロールにアイテムをドロップできます。 dropEnabled を true に設定すると、showDropFeedback() メソッドと hideDropFeedback() メソッドが自動的に呼び出されてドロップインジケータが表示されます。 |
| dragMoveEnabled |
この値が true で、dragEnabled プロパティが true の場合は、ドラッグイニシエータからドロップターゲットにアイテムを移動またはコピーできるように指定します。アイテムを移動する場合は、アイテムはドロップターゲットに追加されたときにドラッグイニシエータから削除されます。 この値が false の場合は、アイテムのドロップターゲットへのコピーのみが可能です。コピーの場合は、ドラッグイニシエータ内のアイテムはドロップによる影響を受けません。 dragMoveEnabled プロパティが true のときにコピーを実行するには、ドロップ操作中 Ctrl キーを押し続ける必要があります。 デフォルト値は、Tree コントロールを除くすべてのリストコントロールの場合は false、Tree コントロールの場合は true です。 |
| calculateDropIndex |
アイテムがドロップされるドロップターゲット内のアイテムインデックスを返します。dragDrop イベントハンドラが正しい場所にアイテムを追加する際に使用されます。 TileList コントロールと HorizontalList コントロールでは使用できません。 |
| hideDropFeedback() |
ドロップターゲットのフィードバックを非表示にし、フォーカス矩形をターゲットから削除します。通常このメソッドは、dragExit イベントと dragDrop イベントのハンドラ内で呼び出します。 |
| showDropFeedback() |
ターゲットコントロールの周囲にフォーカス矩形を表示し、ドロップ操作が発生する場所にドロップインジケータを表示します。コントロールにアクティブなスクロールバーがある場合、マウスポインタをコントロールの上端または下端に重ねると、コンテンツがスクロールします。 通常このメソッドは、dragOver イベントのハンドラ内で呼び出します。 |
リストコントロールのビルトインサポートを使用して、リストコントロールから別のリストコントロールへデータをコピーする場合、コピーデータのデータ型情報が失われる場合があります。データ型情報は、次のような場合に失われる可能性があります。
例えば、次の Car.as というクラスを定義し、List コントロールのデータプロバイダを生成するのに使用します。
package
{
// dragdrop/Car.as
[RemoteClass]
public class Car extends Object
{
// Constructor.
public function Car()
{
super();
}
// Class properties.
public var numWheels:int;
public var model:String;
public var make:String;
public function get label():String
{
return make + " " + model;
}
}
}
Car.as ファイルには [RemoteClass] メタデータタグが含まれていることに注意してください。このメタデータタグは、Car データ型を Flex に登録する際、コピー処理中にこのデータ型情報を保持するために必要になります。[RemoteClass] メタデータタグを省略すると、型情報は失われます。
次の例に示すように、このクラスをアプリケーションで使用します。
<?xml version="1.0"?>
<!-- dragdrop\DandDRemoteClassListUpdated.mxml -->
<mx:Application xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml"
layout="absolute" xmlns="*">
<mx:Script>
<![CDATA[
public function changeit():void
{
if (list2.dataProvider != null)
{
msg.text += list2.dataProvider[0]
if(list2.dataProvider[0] is Car)
msg.text += " Is Car\n";
else
msg.text += " Is NOT Car\n";
}
}
]]>
</mx:Script>
<mx:List id="list1"
x="10" y="45"
width="160" height="120"
dragEnabled="true"
dragMoveEnabled="true">
<mx:dataProvider>
<mx:Array>
<Car model="Camry" make="Toyota" numWheels="4"/>
<Car model="Prius" make="Toyota" numWheels="4"/>
</mx:Array>
</mx:dataProvider>
</mx:List>
<mx:List id="list2"
x="200" y="45"
width="160" height="120"
dropEnabled="true"/>
<mx:Button label="Access it as button" click="changeit();"/>
<mx:TextArea id="msg"
x="10" y="200"
width="400" height="100"/>
</mx:Application>
前の例で実行する SWF ファイルは以下のとおりです。
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