Adobe Flex 3 ヘルプ

Flex SDK の設定

Flex SDK には、mxmlc および compc コマンドラインコンパイラがあります。mxmlc は、MXML、ActionScript、およびその他のソースファイルから Flex アプリケーションをコンパイルする場合に使用します。compc コンパイラは、コンポーネントライブラリ、RSL(ラインタイム共有ライブラリ)、およびテーマファイルのコンパイルに使用します。

このコンパイラは、sdk_install_dir/bin ディレクトリにあります。コンパイラのオプションは flex-config.xml ファイルで設定します。コンパイラでは Java JRE が使用されます。その結果、JVM パラメータでメモリの割り当てやソースパスなどを設定することも可能です。

コマンドラインコンパイラの設定

flex-config.xml ファイルには、compc および mxmlc コマンドラインコンパイラ用のデフォルトのコンパイラオプションが定義されています。このファイルは、デバッグ、SWF ファイルのメタデータ、およびテーマなどアプリケーションに適用するオプションを設定するために使用できます。コンパイラオプションの一覧については、mxmlc アプリケーションコンパイラの使用およびcompc コンポーネントコンパイラの使用を参照してください。

flex-config.xml ファイルは sdk_install_dir/frameworks ディレクトリにあります。コマンドラインコンパイラから見たこのファイルの相対位置を変更した場合には、load-config コンパイラオプションで新しい場所を指定します。

また、flex-config.xml ファイルのコンパイラオプションをオーバーライドするローカル設定ファイルを使用することもできます。このローカル設定ファイルには、MXML ファイルと同じ名前を付けて -config.xml を追加し、同じディレクトリに保存してください。MXML ファイルをコンパイルするとき、コンパイラはまずローカル設定ファイルを検索してから flex-config.xml ファイルを検索します。

コンパイラ設定ファイルの詳細については、設定ファイルについてを参照してください。

JVM の設定

Flex コンパイラでは Java JRE が使用されます。JVM を設定すると、コンパイルがより高速かつ効率的になることがあります。JVM がない場合は、mxmlc および compc コマンドラインコンパイラを使用できません。Java ソースパス、Java ライブラリパス、およびメモリ設定などの JVM 設定も設定できます。

Windows では、bin ディレクトリにある実行可能なファイル compc.exe と mxmlc.exe を使用して、Flex アプリケーションとコンポーネントライブラリをコンパイルします。bin ディレクトリの実行可能なファイル fdb.exe を使用して、アプリケーションをデバッグします。実行可能なファイルでは、jvm.config ファイルを使用して JVM パラメータを設定します。jvm.config ファイルは実行可能なファイルと同じディレクトリにあります。このファイルまたは実行可能なファイルを別のディレクトリに移動すると、デフォルトの設定が使用され、jvm.config ファイルに定義された設定が使用されません。

fdb、compc、および mxmlc シェルスクリプト(Cygwin などの UNIX シェルエミュレータを実行中の UNIX、Linux、または Windows 用)は設定ファイルを必要としません。JVM パラメータはシェルスクリプトファイル内に設定します。

jvm.config ファイルの場所

jvm.config ファイルの場所は Flex 製品ごとに異なります。次の表に、各製品の jvm.config ファイルの場所と使用方法を示します。

製品

jvm.config の場所

説明

Flex SDK

sdk_install_dir/bin

mxmlc および compc コマンドラインの実行可能なファイルによって開く Java プロセスで使用されます。

JVM ヒープサイズの変更

最も一般的な JVM 設定は、Java ヒープのサイズの設定です。Java ヒープとは、JVM 用に確保されるメモリ量です。実行時のヒープの実際のサイズはクラスがロードおよびアンロードされるにつれ変化します。割り当てられている最大量を超えるメモリをヒープが必要とする場合、アプリケーションの実行に必要な使用可能メモリを維持するために JVM がガベージコレクションを実施するので、パフォーマンスが低下します。

ほとんどの JVM については、初期の(つまり最小の)ヒープサイズと最大のヒープサイズを設定できます。ヒープサイズの値を高めに設定すると、より多くのメモリを JVM に割り当てることができるので、ガベージコレクションを遅らせることができます。ただし、これ以外の処理も最適に実行できるようにするため、システムの全メモリを Java ヒープに割り当てることはしないでください。

Sun HotSpot JVM の初期のヒープサイズを設定する場合は、Xms プロパティの値を変更します。最大ヒープサイズを変更する場合は、Xmx プロパティの値を変更します。次の例では、初期ヒープサイズを 256M に、最大ヒープサイズを 512M に設定します。

java.args=-Xms256m -Xmx512m -Dsun.io.useCanonCaches=false

JVM は、ヒープサイズを増やす方法以外に、別の方法でも調整できます。一部の JVM では、ガベージコレクション、読み取り、ログを詳細に設定できます。詳細については、JVM のマニュアルまたはコマンドライン上のオプションを参照してください。例えば、Sun HotSpot JVM を使用している場合は、コマンドラインに java -X または java -D と入力すると、設定オプションのリストを表示できます。

多くの場合、別の JVM を使用することもできます。各種の JVM を使用して、Flex アプリケーションとアプリケーションサーバーのベンチマークを確認してください。最高のパフォーマンスを実現する JVM を選択します。

Windows ファイル名をサポートするには、useCanonCaches 引数を false に設定する必要があります。

<?xml version="1.0"?>
<!-- config/ContextRootTest.mxml -->
<mx:Application xmlns:mx="http://www.adobe.com/2006/mxml" creationComplete="l1.text='url='+s1.url">
    <mx:HTTPService id="s1" url="@ContextRoot()/service.jsp"/>
    <mx:Label id="l1"/>
</mx:Application>

 

このページに新しいコメントが追加された場合に、電子メールでの通知を希望する。 | コメントレポート