コンポーネントコンパイラは、コンポーネントソースファイル、およびイメージやスタイルシートなどのアセットファイルから SWC ファイルを生成する場合に使用します。SWC ファイルは、Flex コンポーネントや他のアセットのアーカイブです。SWC ファイルの詳細については、SWC ファイルについてを参照してください。
また、コンポーネントコンパイラはアプリケーションコンパイラに似たところがあります。アプリケーションコンパイラでは、1 つまたは複数の MXML および ActionScript ファイルから SWF ファイルを生成します。これに対し、コンポーネントコンパイラでは、入力ファイルから SWC ファイルを生成します。SWC ファイルは、SWF ファイル(library.swf)、アセットファイル、および catalog.xml ファイルが含まれた圧縮ファイルです。
コンポーネントコンパイラは、次のいずれかの種類のアセットを作成する場合に使用します。
コンポーネントライブラリ
コンポーネントライブラリは SWC ファイルで、これらのファイルにはアプリケーションで使用される 1 つまたは複数のコンポーネントが含まれます。SWC ファイルには SWC ファイルの内容を説明する名前空間情報も含まれます。コンポーネントライブラリの詳細については、SWC ファイルについてを参照してください。
ランタイム共有ライブラリ(RSL)
RSL は、クライアント上に個別にダウンロードされ、キャッシュされる外部共有アセットです。共有アセットは、実行時に任意の数のアプリケーションでロードできます。RSL の詳細については、ランタイム共有ライブラリの使用を参照してください。
テーマ。
テーマはグラフィカルスキンとプログラムスキン、および CSS(カスケーディングスタイルシート)の組み合わせです。テーマは Flex アプリケーションの外観と操作性の定義に使用します。テーマの詳細については、『Adobe Flex 3 開発ガイド』のスタイルとテーマの使用を参照してください。
コンポーネントコンパイラは次の方法で開きます。
Flex Builder
ライブラリプロジェクトコンパイラ
Flex Builder は、ライブラリプロジェクトを作成するときにコンポーネントコンパイラを使用します。アプリケーションコンパイラは Flex プロジェクトと ActionScript プロジェクトで使用されます。詳細については、Flex Builder コンポーネントコンパイラの使用を参照してください。
compc コマンドラインコンパイラ
compc コンパイラは、コマンドラインから開き、SWC ファイルの作成に使用します。詳細については、compc コンポーネントコンパイラの使用を参照してください。
コンポーネントコンパイラのオプションは、アプリケーションコンパイラのオプションについてで説明するアプリケーションコンパイラのオプションと共通しているものが多くあります。コンポーネントコンパイラには、さらに、コンポーネントコンパイラのオプションについてで説明するオプションも用意されています。
アプリケーションコンパイラと同様に、コマンドラインオプションを指定したり、Flex ライブラリコンパイラダイアログボックスでオプションを設定したりするのではなく、load-config オプションを使用して設定ファイルにコンポーネントコンパイラを指定することができます。
SWC ファイルをコンパイルする場合は、ソースファイルとは異なる場所に新しいファイルを格納します。アプリケーションのコンパイル時に Flex が両方のファイルセットにアクセスできると、予期せぬ動作となることがあります。
コンポーネントコンパイラで生成される SWC ファイルは、Flex アプリケーションを作成するためにその他のコンパイラに入力されるテーマ、RSL、またはコンポーネントライブラリとして使用されるため、HTML ラッパーと必要としません。ユーザーが直接要求できる SWC ファイルを展開することはありません。
Flex Builder では、コンポーネントコンパイラを使用して SWC ファイルを作成します。これを行うには、「新規 Flex ライブラリプロジェクト」コマンドを使用して Flex ライブラリプロジェクトを設定します。プロジェクトには MXML コンポーネントや ActionScript コンポーネント、スタイルシート、SWF ファイル、およびその他のアセットを追加します。
Flex Builder コンポーネントコンパイラを開くには、Flex ライブラリプロジェクトで、プロジェクト/プロジェクトのビルドを選択します。
コンパイラ設定の編集は、プロジェクト/プロパティ/Flex ライブラリコンパイラダイアログボックスの設定で行います。このダイアログボックスの「追加コンパイラ引数」フィールドを使用すると、コマンドラインコンパイラを使用する場合と同じようにコンパイラのオプションを設定できます。Flex ライブラリコンパイラダイアログボックスの設定オプション用シンタックスの詳細については、コマンドラインコンパイラについてを参照してください。
一部のオプションの値は GUI コントロールで設定できます。Flex ライブラリビルドパスダイアログボックスのリソースオプションを設定するには、プロジェクト/プロパティ/Flex ライブラリビルドパスを選択します。
Flex Builder は、コンパイラオプションの設定用にデフォルトの設定ファイルを公開しません。ただし、独自の設定ファイルを作成して、これを load-config オプションでコンパイラに渡すことはできます。設定ファイルを使用したコンパイラオプションの設定の詳細については、設定ファイルについてを参照してください。
compc コマンドラインコンパイラは、MXML、ActionScript、またはスタイルシート、イメージ、SWC ファイルなどのその他のソースファイルから SWC ファイルを生成する場合に使用します。
compc コンパイラは、シェルスクリプトとして、または Windows システムや UNIX システム用の実行ファイルとして開くことができます。このコンパイラは、Flex SDK 内の flex_install_dir/bin ディレクトリにあります。
compc コンパイラを使用するには、オプションの受け渡し方法と設定ファイルの使用方法を理解する必要があります。詳細については、コマンドラインコンパイラについてを参照してください。
compc コンパイラのシンタックスは、次のとおりです。
compc [options] -include-classes class [...]
compc のデフォルトのオプションは include-classes です。少なくとも 1 つの include- オプションが必要です。
compc でサポートされるオプションのリストは、help list オプションで表示できます。次に例を示します。
compc -help list
compc コンパイラでは、flex-config.xml ファイルにあるデフォルトのコンパイラ設定が使用されます。アプリケーションコンパイラと同様、これらの設定を変更することも、別のカスタム設定ファイルを使用することもできます。ただし、アプリケーションコンパイラとは異なり、コンポーネントコンパイラではデフォルトの設定ファイルの使用がサポートされていません。
compc コンパイラでは、Adobe® Flash® オーサリング環境で作成された FLA ファイルまたはその他のファイルから SWC ファイルを作成することができません。
compc コンパイラは、コマンドラインから java コマンドで開くこともできます。詳細については、Java を使用したコマンドラインコンパイラの呼び出しを参照してください。
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