Adobe Flex SDK でアプリケーションをコンパイルする方法は、MXML、ActionScript、SWC および RSL ファイルとして配布されるカスタムコンポーネントの配布方法によって異なります。
Flex SDK でアプリケーションをコンパイルする場合、アプリケーションのディレクトリ構造内、または複数のアプリケーションで共有されるコンポーネントのディレクトリ構造内で、カスタムコンポーネントの MXML や ActionScript ファイルが存在する場所を定義します。
例えば、1 つのアプリケーションで使用するコンポーネントを作成するとします。この場合、アプリケーションのディレクトリ構造内に保存します。通常は、アプリケーションのメインファイルがあるディレクトリの下のサブディレクトリになります。コンポーネントは、アプリケーション全体とともにコンパイルされて、SWF ファイルになります。
また、複数のアプリケーションで共有されるコンポーネントを、MXML または ActionScript として作成できます。この場合、アプリケーションの ActionScript ソースパス内にある場所にコンポーネントを保存します。Flex がアプリケーションをコンパイルするとき、アプリケーションの ActionScript ソースパスにあるコンポーネントもコンパイルします。
以下のいずれかの方法で、共有コンポーネントのディレクトリを指定してください。
Flex Builder
プロジェクトプロパティダイアログボックスを開き、「Flex ビルドパス」を選択し、ActionScript ソースパスを設定します。
mxmlc コンパイラ
mxmlc コンパイラに対して、source-path オプションを使用して、共有する MXML および ActionScript ファイルのディレクトリの場所を指定します。
SWC ファイルは、Flex コンポーネントのアーカイブファイルです。SWC ファイルを使用することで、Flex 開発者は互いに効率よくコンポーネントをやり取りできます。単一のファイルを交換するだけでよく、MXML ファイルや ActionScript ファイル、イメージなどのリソースファイルを逐一送信する必要はありません。また、SWF ファイルが SWC ファイル内にコンパイルされているため、コードを簡単に覗くことはできません。さらに、コンポーネントを SWC ファイルとしてコンパイルすることで、名前空間の割り当てが容易になります。
SWC ファイルには少なくとも 1 つのコンポーネントが格納され、PKZIP アーカイブ形式でパッケージ化および展開されます。SWC ファイルは、WinZip や JAR などのアーカイブツールで開くことができます。ただし、SWC ファイルの内容を直接変更したり、SWC ファイルに格納された SWF ファイルを SWC ファイルの外部で実行したりしないでください。
アプリケーションをコンパイルする場合、以下のいずれかの方法で、SWC ファイルのディレクトリを指定してください。
Flex Builder
プロジェクトプロパティダイアログボックスを開き、「Flex ビルドパス」を選択し、SWC ファイルがあるライブラリディレクトリを設定します。
mxmlc コンパイラ
mxmlc コンパイラに対して、library-classpath オプションを設定して、SWC ファイルのディレクトリの場所を指定します。
コンポーネントを SWC ファイルとして配布する利点の 1 つは、defaults.css という名前のグローバルスタイルシートを SWC ファイルに定義できることです。defaults.css ファイルには、SWC ファイルに定義されているすべてのコンポーネントの、デフォルトのスタイル設定が定義されます。詳しくは、defaults.css ファイルのスタイルの適用を参照してください。
SWC ファイルについて詳しくは、Flex コンパイラの使用とプロジェクトの構築を参照してください。
アプリケーションの SWF ファイルのサイズを抑える 1 つの方法として、共有アセットを外部化し、個別にダウンロードしてクライアントにキャッシュできるスタンドアローンのファイルにすることができます。共有アセットは、実行時に任意の数のアプリケーションからロードされますが、クライアントに送信する必要があるのは 1 度だけです。これらの共有ファイルは「ランタイム共有ライブラリ(RSL)」と呼ばれます。
複数のアプリケーションが存在し、それらのアプリケーションがコンポーネントやクラスのコアセットを共有している場合、ユーザーはそれらのアセットを RSL として一度だけダウンロードする必要があります。RSL 内のアセットを共有するアプリケーションは、同じドメインに置かれている限り、ライブラリのソースと同じキャッシュ済み RSL を使用します。RSL を使用することにより、アプリケーションの最終的なファイルサイズを抑えることができます。RSL を使用するアプリケーションが多いほど、利点も大きくなります。アプリケーションが 1 つの場合は、コンポーネントを RSL に配置しても合計ダウンロードサイズを縮小することはできず、逆にサイズが大きくなることもあります。
アプリケーションをコンパイルする場合、以下のいずれかの方法で、RSL ファイルのディレクトリを指定してください。
Flex Builder
プロジェクトプロパティダイアログボックスを開き、「Flex ビルドパス」を選択し、SWC ファイルがあるライブラリディレクトリを設定します。
mxmlc コンパイラ
mxmlc コンパイラに対して、external-library-path オプションを設定して、実行時の RSL ファイルの場所を指定します。mxmlc コンパイラに対して、runtime-shared-libraries オプションを設定して、アプリケーションをデプロイするときの RSL ファイルの相対的な場所を指定します。
RSL ファイルの作成方法などについて詳しくは、ランタイム共有ライブラリの使用を参照してください。
このページに新しいコメントが追加された場合に、電子メールでの通知を希望する。 | コメントレポート