Adobe Flex 3 ヘルプ

html-wrapper タスクの使用

html-wrapper Flex Ant タスクは、Flex アプリケーションと共に展開するファイルを生成します。もっともシンプルな形式では、HTML ラッパーは、HTML ページに SWF ファイルを埋め込む <object><embed> の各タグで構成されます。

html-wrapper タスクは、Flex アプリケーションで使用される index.html と AC_OETags.js ファイルを出力します。ディープリンクサポートを有効にすると、html-wrapper タスクは、さらに historyFrame.html、history.css、history.js などのディープリンクファイルを出力します。高速インストールを有効にすると、html-wrapper タスクは playerProductInstall.swf ファイルも出力します。

通常は、これらの出力ファイルは、アプリケーションの SWF ファイルと共に Web サーバーに展開されます。ユーザーは、SWF ファイルが埋め込まれる HTML ラッパーを要求します。Ant によってラッパーとそのサポートファイルが出力されたら、それらをカスタマイズすることができます。

HTML ラッパーの詳細については、ラッパーの作成を参照してください。

テンプレートについて

html-wrapper Flex Ant タスクでは、次の 6 種類 の HTML ラッパーテンプレートを生成できます。

  • クライアントサイド検出のみ。クライアントのプレーヤーのバージョンを検出し、クライアントのプレーヤーが必要最小限のバージョンを満たしていない場合に、代替コンテンツを返します。
  • 履歴付きのクライアントサイド検出。クライアントサイド検出のみのテンプレートと同じスクリプトを提供し、さらにディープリンクサポートを提供します。
  • 高速インストール。高速インストールをサポートするスクリプトを提供します。
  • 履歴付き高速インストール。高速インストールとディープリンクをサポートするスクリプトを提供します。
  • プレーヤー検出なし。基本のラッパーを提供します。
  • 履歴付きプレーヤー検出なし。ディープリンクサポート付きの基本のラッパーを提供します。

履歴と html-wrapper タスクのテンプレート属性の組み合わせを使用して、使用テンプレートを決定します。

サポート対象の属性

html-wrapper タスクの属性は、HTML ラッパーの <object> タグおよび <embed> タグのパラメータと属性の一部に対応しています。このタスクは、出力場所と生成するラッパーのタイプを指定する属性もサポートしています。HTML ラッパー内の <object> タグと <embed> タグのすべての属性とパラメータについては、object タグと embed タグについてを参照してください。

次の表に、html-wrapper タスクでサポートされる属性を説明します。

属性

説明

application

HTML ラッパー内の SWF オブジェクト名。この名前は、JavaScript で SWF オブジェクトを参照する場合、または ExternalInterface API を使用する際に指定します。この値には、空白文字や特殊文字は使用できません。この属性は、<embed> タグの name 属性の値と、<object> タグの id 属性の値を設定します。

bgcolor

アプリケーションの背景色を指定します。このプロパティを使用すると、SWF ファイルで指定された背景色をオーバーライドできます。このプロパティは、HTML ページの背景色には影響しません。この属性は、<embed> タグの bgcolor 属性の値と、<object> タグの bgcolor 属性の値を設定します。デフォルト値は white です。

file

HTML 出力ファイルのファイル名を設定します。デフォルト値は "index.html" です。

height

SWF ファイルの高さをピクセル単位で定義します。高さが指定されていない場合、最も可能性の高い値が Adobe® Flash® Player によって推測され、アプリケーションの高さが決定されます。この属性は、<embed> タグの height 属性の値と、<object> タグの height 属性の値を設定します。デフォルト値は 400 です。

history

HTML ラッパーにディープリンクサポート(「履歴管理」とも呼ぶ)を含めるには、true を設定します。ディープリンクをラッパーから除外するには、false を設定します。この属性を template 属性と組み合わせて指定し、使用するテンプレートを決定します。デフォルト値は false です。ディープリンクの詳細については、『Adobe Flex 3 開発ガイド』のディープリンクを参照してください。

output

Ant が、生成したファイルを書き込むディレクトリを設定します。

swf

HTML ラッパーが埋め込む SWF ファイルの名前を設定します(例:Main)。このとき、*.swf 拡張子は省略します。拡張子は自動的にファイル名に付加されます。この属性は、<embed> タグの src 属性の値と、<object> タグの movie 属性の値を設定します。この SWF ファイルは、HTML ラッパーの生成時には存在しなくてもかまいません。このファイルは、展開時に、<object> および <embed> タグによって SWF ファイルの場所を参照するために使用されます。

template

出力するテンプレートのタイプ。この属性の値には、次のいずれかを指定する必要があります。

  • client-side-detection
  • express-installation
  • no-player-detection

この属性を history 属性と組み合わせて指定し、使用するテンプレートを決定します。デフォルト値は express-installation です。

title

<title> タグの値を HTML ページの先頭に設定します。デフォルト値は Flex Application です。

version-major

HTML ラッパーの requiredMajorVersion グローバル JavaScript 変数の値を設定します。デフォルト値は 9 です。この属性の値は、template 属性に express-installation または client-side-detection を設定して、ラッパーにバージョン検出を含める場合にのみ影響します。

version-minor

HTML ラッパーの requiredMinorVersion グローバル JavaScript 変数の値を設定します。デフォルト値は 0 です。この属性の値は、template 属性に express-installation または client-side-detection を設定して、ラッパーにバージョン検出を含める場合にのみ影響します。

version-revision

HTML ラッパーの requiredRevision グローバル JavaScript 変数の値を設定します。デフォルト値は 0 です。この属性の値は、template 属性に express-installation または client-side-detection を設定して、ラッパーにバージョン検出を含める場合にのみ影響します。

width

SWF ファイルの幅をピクセル単位で定義します。幅が指定されていない場合、最も可能性の高い値が Flash Player によって推測され、アプリケーションの幅が決定されます。この属性は、<embed> タグの width 属性の値と、<object> タグの width 属性の値を設定します。デフォルト値は 400 です。

必須属性

html-wrapper タスクには swf 属性が必要です。さらに、swf 属性のみを指定した場合、デフォルトのラッパーには次のデフォルト設定が指定されます。

height="400"
width="400"
template="express-installation"
bgcolor="white"
history="false"
title="Flex Application"

swf 属性の値を指定する場合は、ファイル名のみを使用し、ファイル名に拡張子を足したものは使用しないでください。html-wrapper タスクは、値の最後に .swf を付加します。

そのためには、例えば次のように記述します。

swf="Main"

次のように記述しないでください。

swf="Main.swf"

サポート対象外のオプション

html-wrapper タスクを使用して、使用可能な <object> および <embed> タグパラメータのすべてを設定できるわけではできません。設定できないパラメータには、qualityallowScriptAccessclassidpluginspage および type などがあります。

次のプロジェクトの例には、html-wrapper タスクを使用してディープリンクとプレーヤー検出ロジック付きのラッパーを生成するための wrapper ターゲットが含まれています。また、このターゲットは、SWF ファイルの高さと幅を設定します。このプロジェクトには、wrapper ターゲットによって生成されたすべてのファイルを削除する wrapper ターゲットも含まれています。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!-- myWrapperBuild.xml -->
<project name="My Wrapper Builder" basedir=".">
    <taskdef resource="flexTasks.tasks" classpath="${basedir}/lib/flexTasks.jar"/>
    <property name="FLEX_HOME" value="C:/flex3/sdk"/>
    <property name="APP_ROOT" value="apps"/>
    <target name="wrapper">
        <html-wrapper 
            title="Welcome to My Flex App"
            file="index.html"
            height="300"
            width="400"
            bgcolor="red"
            application="app"
            swf="Main"
            version-major="9"
            version-minor="0"
            version-revision="0"
            history="true"
            template="express-installation"
            output="${APP_ROOT}"/>
    </target>
    <target name="clean">
        <delete>
            <!-- Deletes playerProductInstall.swf -->
            <fileset dir="${APP_ROOT}" 
                includes="playerProductInstall.swf" 
                defaultexcludes="false"/>
            <!-- Deletes index.html and historyFrame.html -->
            <fileset dir="${APP_ROOT}" includes="*.html" defaultexcludes="false"/>
            <!-- Deletes history.css -->
            <fileset dir="${APP_ROOT}" includes="*.css" defaultexcludes="false"/>
            <!-- Deletes history.js and AC_OETags.js -->
            <fileset dir="${APP_ROOT}" includes="*.js" defaultexcludes="false"/>
        </delete>
    </target>
</project>


 

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