クラスパスの設定と修正について

自分で定義したクラスやインターフェイスを使用するには、そのクラス定義やインターフェイス定義を含んでいる ActionScript 外部ファイルを Flash が探し出せるようにする必要があります。Flash でクラス定義やインターフェイス定義を検索するディレクトリの一覧のことを "クラスパス" と呼びます。

ActionScript クラスファイルを作成したら、そのファイルを、クラスパス内で指定されているディレクトリのいずれか (またはそのサブディレクトリ) に保存する必要があります希望のディレクトリパスをクラスパスに追加することもできます。指定以外のディレクトリに保存した場合、Flash はスクリプト内で指定されたクラスまたはインターフェイスを解決 (または検出) できません。クラスパスディレクトリ内に作成したサブディレクトリはパッケージと呼ばれ、これを利用してクラスを編成することができます。パッケージの詳細については、クラスファイルの作成とパッケージ化を参照してください。

Flash には、グローバルなクラスパスとドキュメントレベルのクラスパスという 2 種類のクラスパス設定があります。グローバルなクラスパスは、すべての Flash ドキュメントで共有されるクラスパスです。ドキュメントレベルのクラスパスは、単一の Flash ドキュメントに固有に定義するクラスパスです。

グローバルなクラスパスは外部の ActionScript ファイル と FLA ファイルに適用され、[環境設定] ダイアログボックスで設定します。このダイアログボックスを開くには、[編集]-[環境設定] (Windows) または [Flash]-[環境設定] (Macintosh) を選択し、[カテゴリ] リストで [ActionScript] をクリックしてから、[ActionScript 2.0 設定] をクリックします。ドキュメントレベルのクラスパスは、Flash ドキュメントの [パブリッシュ設定] ダイアログボックスで設定します。このダイアログボックスを開くには、[ファイル]-[パブリッシュ設定] を選択し、[Flash] タブを選択してから、[設定] ボタンをクリックします。

メモ

 

ActionScript ファイルの編集中に、スクリプトペインの上にある [シンタックスチェック] ボタンをクリックすると、コンパイラはグローバルのクラスパスしか参照しません。編集モードでは、ActionScript ファイルは FLA ファイルと関連付けられておらず、専用のクラスパスもありません。

グローバルなクラスパスの使用

グローバルなクラスパスは、すべての Flash ドキュメントで共有されるクラスパスです。

グローバルなクラスパスを変更するには、[環境設定] ダイアログボックスを使用します。ドキュメントレベルのクラスパス設定を変更するには、FLA ファイルの [パブリッシュ設定] ダイアログボックスを使用します。どちらの場合も、絶対ディレクトリパス (C:/my_classes など) を追加することも、相対ディレクトリパス (../my_classes や "." など) を追加することもできます。このダイアログボックス内の順番に基づいてディレクトリが検索されます。

デフォルトでは、グローバルなクラスパスには絶対パスと相対パスが 1 つずつ含まれています。絶対パスは [環境設定] ダイアログボックスで、$(LocalData)/Classes のように指定されます。絶対パスの場所は次のとおりです。

グローバルなクラスパスの相対パス部分 (単一のドット (.)) は、現在のドキュメントディレクトリを指しています。この相対クラスパスは、コンパイルまたはパブリッシュされるドキュメントの場所によっては別のディレクトリを指すこともあるという点に注意してください。

グローバルなクラスパスを追加する場合や、既存のクラスパスを編集する場合は、次の手順に従います。

グローバルなクラスパスを変更するには :

  1. [編集]-[環境設定] (Windows) または [Flash]-[環境設定] (Macintosh) を選択して、[環境設定] ダイアログボックスを開きます。
  2. 左列の [ActionScript] をクリックし、[ActionScript 2.0 設定] ボタンをクリックします。
  3. [パスの参照] ボタンをクリックし、追加するディレクトリを参照します。
  4. 追加するパスを参照し、[OK] をクリックします。

クラスパスからディレクトリを削除するには :

  1. [クラスパス] リストでパスを選択します。
  2. [選択したパスの削除] ボタンをクリックします。

    メモ

     

    絶対パスで示されたグローバルなクラスパスを削除してはなりません。Flash では、このクラスパスを使用してビルトインクラスにアクセスします。このクラスパスをうっかり削除してしまった場合は、新しいクラスパスとして $(LocalData)/Classes を追加して復元できます。

パッケージの読み込みの詳細については、パッケージの操作を参照してください。

ドキュメントレベルのクラスパスの使用

ドキュメントレベルのクラスパスは FLA ファイルだけに適用されます。ドキュメントレベルのクラスパスは、特定の FLA ファイルの [パブリッシュ設定] ダイアログボックスで設定します。このダイアログボックスを開くには、[ファイル]-[パブリッシュ設定] を選択し、[Flash] タブを選択してから、[ActionScript 2.0 設定] をクリックします。ドキュメントレベルのクラスパスは、デフォルトでは空になっています。FLA ファイルを作成および保存したディレクトリが所定のクラスパスディレクトリになります。

たとえば次のような状況では、クラスを作成した後で必要に応じてそれを特定のディレクトリに配置し、配置場所をグローバルクラスパスディレクトリのリストに追加することができます。

カスタムクラスをデフォルトのグローバルクラスパスのディレクトリに配置すると、Flash をアンインストールして再インストールした場合などに、ディレクトリが削除または上書きされてカスタムクラスが失われることがあります。別のディレクトリに配置すれば、そのような事態を防ぐことができます。

たとえば、カスタムクラス用に次のようなディレクトリを作成できます。

次に、上記のパスをグローバルクラスパスのリストに追加します (グローバルなクラスパスの使用を参照)。

Flash は FLA スクリプト内のクラス参照を解決する際、最初に、その FLA ファイルに対して指定されたドキュメントレベルのクラスパスを検索します。指定されたクラスパスに当該のクラスが見つからなかった場合、またはクラスパスに何も指定されていなかった場合は、グローバルクラスパスが検索されます。グローバルクラスパスでもクラスが見つからなかった場合は、コンパイルエラーが発生します。

ドキュメントレベルのクラスパスを修正するには :

  1. [ファイル]-[パブリッシュ設定] を選択して [パブリッシュ設定] ダイアログボックスを開きます。
  2. [Flash] タブをクリックします。
  3. [ActionScript のバージョン] ポップアップメニューの隣にある [設定] ボタンをクリックします。
  4. ファイルパスを手動で入力するか、[パスの参照] ボタンをクリックして、クラスパスに追加するディレクトリを選択します。

    メモ

     

    既存のクラスパスディレクトリを編集するには、[クラスパス] リスト内で目的のパスを選択し、[パスの参照] ボタンをクリックし、追加するディレクトリを選択して、[OK] をクリックします。

    メモ

     

    クラスパスからディレクトリを削除するには、[クラスパス] リスト内のパスを選択し、[選択したパスの削除] (-) ボタンをクリックします。

パッケージの詳細については、パッケージについてを参照してください。


 

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