テキストの操作の基礎

テキストの操作の概要

Adobe Flash Player の画面にテキストを表示するには、TextField クラスのインスタンスを使用します。TextField クラスは、Adobe Flex Framework や Flash オーサリング環境に用意されている TextArea コンポーネントや TextInput コンポーネントなどの他のテキストベースコンポーネントの基盤になっています。Flash オーサリング環境でのテキストコンポーネントの使用の詳細については、『Flash ユーザーガイド』の「テキストコントロールについて」を参照してください。

テキストフィールドのコンテンツは、SWF ファイル内にあらかじめ指定することも、テキストファイルやデータベースなどの外部ソースからロードすることもできます。また、アプリケーションを操作するユーザーに入力してもらうこともできます。テキストフィールド内では、テキストはレンダリング済み HTML にイメージが埋め込まれたレンダリング済み HTML コンテンツとして表示されます。テキストフィールドのインスタンスを設定すると、TextFormat クラスおよび StyleSheet クラスなどの flash.text パッケージクラスを使用して、テキストの外観を制御することができます。flash.text パッケージには、ActionScript でのテキストの作成、管理、およびフォーマットに関連するほとんどすべてのクラスが含まれています。

テキストをフォーマットするには、TextFormat オブジェクトを使用してフォーマットを定義し、そのオブジェクトをテキストフィールドに割り当てます。テキストフィールドに HTML テキストが含まれる場合、テキストフィールドに StyleSheet オブジェクトを適用すると、テキストフィールドのコンテンツの特定の部分にスタイルを割り当てることができます。TextFormat オブジェクトまたは StyleSheet オブジェクトには、カラー、サイズ、太さなど、テキストの外観を定義するプロパティが含まれています。TextFormat オブジェクトは、テキストフィールド内のすべてのコンテンツ、または一部の範囲のテキストにこれらのプロパティを割り当てます。たとえば、同じテキストフィールド内で、ある文をボールドの赤いテキストとし、次の文をイタリックの青いテキストにすることができます。

テキストフォーマットの詳細については、テキストフォーマットの割り当てを参照してください。

テキストフィールド内の HTML テキストの詳細については、HTML テキストの表示を参照してください。

スタイルシートの詳細については、CSS の適用を参照してください。

テキスト関連のユーザー操作への応答には、flash.text パッケージ内のクラスに加えて、flash.events.TextEvent クラスも使用することができます。

テキストの操作に関する一般的なタスク

この章では、以下の一般的なテキスト関連のタスクについて説明します。

重要な概念と用語

次の参照リストに、この章で使われる重要な用語を示します。

本章の例について

本章をお読みになる際は、いくつかのコード例を試すことができます。この章では ActionScript でのテキストフィールドの操作について扱っているため、この章のほぼすべてのコードには TextField オブジェクトの操作が含まれています。操作の対象となる TextField オブジェクトは、Flash オーサリングツールのステージ上で作成されて配置されたオブジェクトか、ActionScript を使用して作成されたオブジェクトです。サンプルのテストには、Flash Player で結果を表示してテキストフィールドに対するコードの効果を確認することが含まれています。

この章の例は 2 つのグループに分類されます。一方のタイプの例では、明示的に作成せずに TextField オブジェクトを操作します。この章のコードをテストするには:

  1. 空の Flash ドキュメントを作成します。
  2. タイムラインでキーフレームを選択します。
  3. [アクション] パネルを開き、[スクリプト] ペインにコードをコピーします。
  4. テキストツールを使用して、ステージ上でダイナミックテキストフィールドを作成します。
  5. テキストフィールドが選択された状態で、プロパティインスぺクタを使用してそのフィールドにインスタンス名をつけます。この名前は、コード例でテキストフィールドに使われている名前と一致させる必要があります。たとえば、コードで myTextField という名前のテキストフィールドを操作する場合は、テキストフィールドのインスタンス名も myTextField にします。
  6. [コントロール]-[ムービープレビュー] を使用して、プログラムを実行します。

    画面に、コードで指定したようにテキストフィールドを操作した結果が表示されます。

本章のコード例のもう一方のタイプは、SWF のドキュメントクラスとして使用することを意図したクラス定義で構成されています。これらのコードでは、TextField インスタンスがコード例によって作成されるので、インスタンスを別個に作成する必要はありません。このタイプのコードをテストするには:

  1. 新しい Flash ドキュメントを作成し、コンピュータに保存します。
  2. 新しい ActionScript ファイルを作成し、Flash ドキュメントと同じディレクトリに保存します。ファイルの名前はコード内のクラス名と同じにする必要があります。 たとえば、コードで TextFieldTest という名前のクラスが定義されている場合は、TextFieldTest.as という名前を使用して ActionScript ファイルを保存します。
  3. ActionScript ファイル内にコードをコピーし、ファイルを保存します。
  4. Flash ドキュメント内で、ステージまたはワークスペースの空白部分をクリックして、ドキュメントのプロパティインスペクタをアクティブにします。
  5. プロパティインスペクタの [ドキュメントクラス] フィールドに、テキストからコピーした ActionScript クラスの名前を入力します。
  6. [コントロール]-[ムービープレビュー] を使用して、プログラムを実行します。

    画面にコード例の結果が表示されます。

コード例をテストするその他の方法については、章内のコード例のテストで詳しく説明します。


 

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